ハムレット
ハムレット観に行ってきた。
あれは、一慶くんが崩れたら全部なくなるってくらい、一慶くんの舞台だった。
そして、それをやってのけてた。
今まで何回か観てるけど、いつも器用で。整った演技で。言ってしまうと器用すぎてなんかつまらないってこともあった。
でも、今回はその器用さから一歩前に出て、
一慶くんのハムレットを堂々とやってのけてた。
その熱がすごかった。
だから、言葉は難しくて入ってこないことがあっても、でも伝わってくるみたいな。
そんな感じだった。
あーこれがシェイクスピアか、って思った。
初めて、シェイクスピアが理解できて、面白くて、どきっとした。
演技ってやっぱりその人の「気持ち」が乗るんだなと思った。
どんなに上手く言葉を発せても、どんなに滑舌良く話せても、気持ちが乗らないセリフは
頭に入ってこない。
でも、どんなに気持ちがあっても、発生の基礎ができてないとそれはそれで
「下手」って烙印を押されちゃう。
ベテランであれば、基礎、土台はしっかりしているとして、
いかにその人らしさが出るのか、出せるのか。
若手であれば、基礎、土台はないにしても、それを積み上げて行く「気持ち」が乗ってくる。
そうなのかな。
日常生活でもそうかもしれない。
まだまだ基礎、土台なんてできてないのに、
そこをできてると思って、気持ちにばっかり目が行くと年次ばかりが上な、できない先輩になっちゃう。
ううう
中途半端と言われる所以はそこか。
驕りがあるのか。ふぅ。
そんなことを思ったなあ。
基礎、土台を積み上げる努力は怠っちゃいけない。
できてると思っちゃいけない。
はい。そうだね。頑張ろう。笑